おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

大慌てで売却した株がストップ高になったこと

こんにちは。日凪子です。

株は下がり時が買い時と言いますが、私のような小心者の素人はどんどん株価が下降してゆくのに、とても冷静ではいられません。
コロナ禍の最初のころ私が真っ先に恐怖したのは、所有しているファンドラップやNISAが大暴落するのではということでした。

とにかく1日でも早く利益を確定させなければと焦りに焦って、持っているものはすべて売り払います。
やっと上がりはじめたファンドラップ、NISAで運用していたサワイ製薬、ついに一度も上がることのなかった某介護ロボットはマイナスのまま損切りですが、仕方ありません。

そして富士フィルム


私が唯一自分で選んだこちらは、堅実に上がり続ける一方で配当金もあり、株主割引で美容液やサプリがお得に購入できるという優良株でした。
所持しているあいだずっと、富士フィルム、いい会社だ〜! と好意を抱き続けていました。
私の拙い投資生活の中で、最初から最後まで変わらず「買ってよかった!」と思えたのは富士フィルムだけです。

けれどそんな優等生な富士フィルムも、迷うことなく売ってしまったのです。

すべてを売り終え利益が確定したときは、間に合った……という安堵感でいっぱいでした。

マイナスを出さなかった。
よかったぁ。

ところがです!
その後、富士フィルムの名前をたびたび見聞きするようになりました。
そう! 抗インフルエンザウイルス剤として注目を集めたアビガンです!
なんと製造会社が富士フィルムだったのです。

もともと優等生だった富士フィルムの株価はさらに上げ上げで、ついにストップ高になったことがニュースで報じられました。

ああああああああ、売るんじゃなかったぁぁぁぁ!
持っていればよかったぁぁぁぁ!

何度後悔したでしょう。
今も思い出すたび、うぐぐ……、となります。

さらに、コロナ禍でいったん下がった株価が、そのあとすぐに上昇していったことは投資をされているかたなら、よくご存知でしょう。

投資に長けたかたたちは株が下がったあの時期、チャンス到来とばかりに買い増していったのでしょう。暴落し破産することに怯えて、即座に売りに走った私は、やっぱり投資に向いていないのかもしれません。

もし今度、株価が大暴落することがあったら、なにか買ってみようかな……と夢想しつつ、きっとまたあたふたして賢く判断できないのだろうな……と思い、ため息をつくのでした。