おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

父が個人売買で、家を売ったり買ったりしたこと。

こんにちは。日凪子です。

はてなブログの調子が悪くて、ひやひやしています。
pc関係は本当に苦手なので、また不具合が起こらないとよいです。

本日も父のお話です。
父の最初の家は、母と結婚したときにお祝いで建ててもらった浦和のおうちです。
私も3歳までこの小さな平家のおうちで育ちました。

その後、転勤で東北の中核都市に引っ越します。
1年の借家暮らしのあと、完成した家に入居しました。
私は幼稚園に通っていた2年間を、このおうちで過ごしています。
そうして、私が小学校に、弟が幼稚園に上がるタイミングで、また新しく建てたおうちに引っ越すのです。

同じ市内での引越しで、なぜ2年で新築の家を売ってあらたに家を建て直したのかは、聞いたことがないのでよくわからないのですけれど。
このとき住んでいた家を買ってくれたのは、ご近所にお住まいのご家族でした。私より少し年上の男の子のきょうだいがいて、弟と遊んでくれたりしていました。
父は不動産屋さんを通さず、直接家を売り渡したようです。
どうしたら「うちの家、買わない?」という話になるのかは、やっぱりよくわかりません。
たまたまタイミングが良かったのかな、とずっと思っていましまた。

それから年月が流れて、弟がめでたく結婚することになり、父に家を建ててもらいました。
場所は父と母が暮らす実家の、道路を挟んだほぼ斜め前です。
徒歩1分もありません。
味噌汁が冷めないどころか、大声で呼べば聞こえるくらいの距離です。

そこはもともと別のかたのおうちが建っていました。
品の良い年配のご夫婦が住んでおられて、すでにお子さんたちが独立していることもあり、私が実家にいたころは、あまりお付き合いはありませんでした。
ところが、私の仕事先の会社に、そちらのご長男が勤務されていることがわかって、しかも部署は違うのですが同じフロアです。
私が会社にうかがったとき、わざわざご挨拶にきてくださいました。
といっても年齢がかなり離れていて、私が実家にいたときはもう東京で働いておられたので、これが初対面です。
その後、お会いすることもありませんでした。

けれど、親同士はこれをきっかけに仲良くなったようで、母からあちらのおうちの話題をちょこちょこ聞くようになりました。

そうして、ちょうど弟の結婚が決まったころ、あちらのご夫婦が家を処分してお子さん一家と暮らすことになり、父が丸ごと買い受け更地にし、弟たちが住む家をあらたに建てたのでした。

父が個人売買で家を売り買いするのは、これで2度目です。

もしかしたら、たまたまではなく、仲介料を浮かすための、あえての個人売買なのでしょうか?
現在賃貸にしている浦和のおうちも、私が大学を卒業したあと2階建てに建て直してから、ずっと同じご家族が住んでおられます。
もう30年近くも経つのにです。
前に父が、
「家を建て直したとき、借主さんに希望を出してもらって2世帯住宅仕様にしたから、住みやすいのだろうね。ずっと住んでくれていて、ありがたいね」
と話していました。
建て直したとき借主さんに希望を聞いたということは、この借主さんも父が話をもちかけた父の知人なのでしょうか? だから30年もずっと借り続けてくれているのでしょうか?

お父さんは、不動産屋さんになったら良かったんじゃないかな、などと思ったりするのでした。