おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

無職の私にワーキングチェアは必要ですか?

こんにちは。日凪子です。

前回の続きです。
立地良し、デザイン良し、間取り良し、お値段良しの高円寺の新築1LDKの問題点は、パソコンデスクとワーキングチェアを余裕をもって置くスペースがないことでした。

内見した寝室はベッドの他に、お洒落な化粧台と椅子が配置されています。
このサイズの机と椅子なら綺麗におさまるでしょう。
でも、仕事で必要なのはパソコンを2台置けて、資料も目いっぱい広げられる大きな机です。
椅子も、私が長年愛用しているオカムラのバロンチェア(オレンジ)ヘッド付きでなければ、長時間の作業に耐えられないでしょう。

朝は3時4時に起き出し洗顔と朝食を30分ですませて、あいだに昼食とおやつと昼寝とお風呂を挟んで夜の10時までお仕事をして就寝、という生活を10年以上続けてきました。
辛いことはなく、むしろ仕事を前倒しでどんどん進めてゆくのがひたすら喜びで至福でした。

大病を患って手術をしたのは40代の半ばです。
以来手術の後遺症で左腕がほんの数時間のパソコン作業にも耐えられなくなりました。
他にも体に不具合が続出して、ずっと仕事を休むことに。
もう復帰はないだろうと思っていましたが、数年後どうにか仕事に戻ることができました。
そのときは本当に嬉しかったです。
また1日中パソコンに向かう生活がはじまりましたが、体がついてゆきませんでした。
復職からたった1年で腕と首がさらに悪化して、業績もさっぱりで、気持ち的にももう私はこの場所に必要ではないのだろうと弱気になり、そのまま無職になって現在に至ります。

この2年、バロンチェアに座ることはほぼなく、パソコンも机の上で閉じたままです。
普段はスマホiPadを使っていて、この記事もiPadで書いています。

パソコンを開かなくなったのは、ずっとWindowsを使っていたのがMacに変えてみたら、全然使い勝手が違っていて仕事のソフトも入れられずに放置状態になっているからです。
iPhoneが使いやすくてサポートも手厚かったので、Macもいけると思ってしまったのが失敗でした。

そんなふうにパソコンも椅子も机も、我が家で無用の長物と化しています。

なのに新しいおうちさんに、やたらスペースをとるゴツいパソコンデスクやワーキングチェアは必要なのでしょうか?
無職の私には、どれもいらないのでは?

ならば新しい生活には1LDKあればじゅうぶんでは。

まったくその通りです。
でも……無職には慣れても、まだバロンチェアも机も処分できずにいるし、Macもなんとか使えるようにできないかと思ってしまうのです。

そしてもうひとつ、私が高円寺の物件を購入するために離れなければならないもの、いえ、場所がありました。

もうちょっと続きます。