おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

「ぼくは掃除はマメですよ」と言っていた不動産屋さんの彼。

こんにちは、日凪子です。

今日は月2回のエアコンをお掃除する日です。
この日は他にも、サーキュレーター2台、天井の照明、各部屋の排気口のお掃除もする日と決めています。

エアコンは外せるものは全部外して洗い、表面と奥を拭いて終わりです。
とっても簡単で、どうしてこれまで自分でやらなかったのだろうと深く反省しています。
それとも最近のエアコンは、昔のエアコンよりもお手入れが楽ちんなのでしょうか。

新しいおうちさんの引き渡し前、私の担当さんと売主さん側の担当さんとで最後の設備チェックをしたときのことです。
前の売主さんが残してくださったエアコンを私が心配そうに見上げて、

「このエアコン、私が住み替える7年後まで故障しないといいんですけど。店子さんは、エアコンのお掃除をちゃんとしてくれるでしょうか。男性のお一人住まいのかたとかだと、一度もお掃除をせずにほったらかしだったりするんじゃ……」

と言ったら、

「ぼくはエアコンの掃除、マメですよ」

と売主さん側の担当さんが、明るく断言されたのでした。
まだ若い男性のかたで、
「埃をとるのが楽しいんですよね」
などと、にこにことおっしゃいます。

最近の若いかたは、男性でも綺麗好きでお掃除好きのかたが多いのですね〜。
良いことです!
こちらも明るい気持ちになって、
「どれくらいの頻度でエアコンのお掃除をされるんですか?」
と尋ねたら、満面の笑顔のまま、

「シーズンごとです」

と、きっぱり、誇らしげに、答えたのでした。

シーズンごとって、夏に1回、冬に1回ですか!
夏のあいだと冬のあいだ、それぞれ1回しかっ! お掃除しないということですか?
ダメでしょう、それは!

いえ、大学時代に一人暮らしをはじめてから、ほんの2年前まで1度も自分でエアコンのお掃除をしたことのなかった私が非難することではないのですが。
シーズンに1回のお手入れだけで、「ぼくはマメですよ」と爽やかに断言するのはどうかと。

「それじゃあフィルターがほこりだらけじゃありませんか!」

との私の言葉にも恥じらう様子はなく、

「そのほこりがびっしりのフィルターを掃除するのが、達成感があっていいんですよ」

と嬉しそうに答える彼は、ある種のマニアなのかもしれません。
でもまぁ、シーズンに1回、ご自分でお手入れしているのですから、1年に1回業者さんに丸投げしていた昔の私よりはるかにご立派です。

あれから4ヶ月が経とうとしています。
新しいおうちさんには今、パワーカップルなご夫婦がお住まいです。
はたして、エアコンのお掃除をしてくれているでしょうか?
せめて月に1度でいいから、フィルターのほこりをとってほしいと願うのでした。
そうしてどうか、私が住み替える7年後まで、エアコンが故障しませんように。