おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

SNSで身バレしたこと。

こんにちは、日凪子です。

昨日の、このかたですが、まだ画像はそのままです。
しかも普段の10倍のアクセスがあったそうで、Twitterで報告しておられました。フォロワーさんからもお祝いのコメントがあったそうなので、もうフルネームが写り込んでいることはご存知で、あえてそのままなのかもしれません。

hinakonoouti.hatenablog.com

SNSをしていると、身バレってこんなに簡単なんだということに驚かされます。
中でも印象深かったのは、数年前、Twitterをはじめたばかりのころの出来事です。

そのかたは、私の趣味のジャンルでフォローさせていただいていたかたでした。
情報の幅が広く、アップされるお写真がいつもセンスが良くて素敵で、最初は楽しく拝見していたのです。
ところが、趣味のお写真の合間に、ひやっとするような嫌味や悪口がぞろぞろ流れてきます。
エアリプというのでしょうか。
相手に直接送信せずに、自分のタイムラインの中でひたすらおとしめ続けるやつです。

せっかく素敵なお写真を投稿しているのに、それと並行して見るに耐えない悪口雑言が目に飛び込んでくることにストレスがたまってゆきました。
そんなある日、またそのかたの嫌味が流れてきて、あれ? と思いました。

なんだか自分のことを言われているような……。

これ、私のことなんじゃ……。

最初は遠回しでしたが、そのうち、はっきり私宛にエアリプしているとわかる内容になってゆきました。
この時点で、私と彼女は相互フォローしているだけで、1度もリプのやりとりをしたことはありませんし、いいね、を送りあったこともありません。

でも、あきらかに私のことを嘲っています。

「上品ぶった口調が大嫌い! どこまでぶりっ子なの? ××の仕事をしているのにセンスのかけらも感じない投稿ばかり。本当、ムカつく、イライラする」

などなど、言葉がグサグサ突き刺さってくるようでした。
たまらずブロックしたら、

「片想いフォローしていた相手にブロックされた! なんなの!」

と、Twitter上で大騒ぎされてしまって……。
一応相互フォローだったのですけれど、向こうはその認識はなかったようで、私への罵りがさらに加速してしまいました。

幸い短期間でおさまったは、私へのエアリプを見た別のかたが、自分宛のエアリプだと思ったらしく、彼女に文句を言い返したのです。

「あなた宛じゃないのに、バカじゃない?」

と彼女はたいそう立腹し、攻撃の対象は私からその人に移ってゆきました。
それは本当に申し訳なかったです。
私の次にエアリプの対象になったかたはフォロワーさんもたくさんいらして気の強いかただったので、堂々と彼女に対抗し続けていました。

そして彼女のほうは、また別の相手に憎しみを向けるようになったのでした。
今度の相手は、それまでTwitter上で仲良くやりとりされていたかたです。リアルでもよく一緒に出かけて、趣味のお品の共同購入などされていました。
それが、あるときから、そのお友達に対してこれまで以上に強烈な憎しみの言葉を並べ立てるようになったのです。

「外面にダマされた。最低の女」

「彼女の顔が、内面と同じくらい醜くドス黒くなりますように」

このお友達を、私はリアルで拝見したことがあります。
趣味のイベントで席が隣になり、名乗り合ったわけではないのですけれど、よくファッションをアップされていたので、あ、あの人だ、とわかってしまったのでした。

ノースリーブから伸びる二の腕がほっそりした、とても綺麗なかたでした。

このかたに対しては一度気を許した分憎しみが深いのか、関係のない私が見ても胃が捻じ切れそうな言葉が並んでいました。

誰でも見ることができるSNSという場で、こんなにも特定の相手への恨みを、毎日毎日投稿できる彼女が恐ろしかったです。
しかも趣味のアカウントで綺麗なお写真をアップし、フォロワーさんたちともやりとりをする合間に、このどろどろとした罵詈雑言なのですから。
一体リアルではどんな人なのだろう……とずっと思っていました。

それが明かされたのは、やはり趣味のイベントです。

イベントの開始前、私の前に並んでいた女性の靴に見覚えがあったのです。
数日前に彼女がアップした靴でした。

心臓が止まるかと思いました。

え? あの彼女?

え? え? こんなに近くに?

さらに、カバンも以前にアップされていたものでした。
本人に間違いありません!

年齢はTwitterでちらほら出てくる情報から30代後半から40代くらいだろうと想像していました。
まさにそれくらいのかたで、小柄でやや小太り、一重でまぶたが重そうな和風な顔立ちです。

SNSで全世界に向けて、あんな悪口雑言を撒き散らしている強烈な人には見えず、地味でおとなしそうな、ごくごく平凡な女性なのです。

この、どこをとっても普通っぽい人が、あの苛烈な言葉を……。

ただ驚くばかりです。
さらに、係の人が予約の一覧表を持って現れました。
この一覧表のリストが思いっきり表を向いていて、丸見えだったのです。
住所と名前と電話番号が書いてあり、名前を言って確認してゆくので、彼女のフルネームと住所がわかってしまいました。携帯の番号も覚える気になれば覚えられたと思います。

ずっと胃痛の元だった彼女のリアルの姿を知った驚きとともに、SNSの身バレってこんなに簡単なんだ……と思ったことと、企業の情報管理の杜撰さにも背筋が震えたのでした。

SNSに服や靴をアップするかたは気をつけてください。
世間は案外狭いです。
同じ趣味のカテゴリーで活動している同士なら、なおさらですよ。