おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

美容師さんのビックリ発言〜えっ! そうだったんですか!!

こんにちは、日凪子です。

昨日、30年以上も続けていた縮毛矯正をやめる決意をしたときのことです。

hinakonoouti.hatenablog.com

担当の美容師さんとお話ししていて、
「私、この1ヶ月、縮毛矯正なし、クセ毛、剛毛、量が多い、カット、で検索しまくっていたんです。クセ毛専門の美容室なんてあるんですね。美容師さんのプロフィールで、クセ毛が得意です、というかたがたくさんいて希望が持てました。こんなふうにご自分の得意分野を押し出したプロフィールはいいですね」
という流れから、
「Kさん(担当さん)も、これは任せて! という施術があったりするんですか?」
と訊いてみました。

Kさんは私よりいくつか歳下の40代の女性で、Kさんがまだ20代のころからのお付き合いです。
今は2児のママさんで、明るく賢く話題が豊富で、カットもお上手です。

「そうですね、私はなにが得意というのはなく、苦手分野がない感じです。どんな髪質のお客様にも対応したいと思っているので」

「それも素敵ですね」

確かにKさんは万能選手です。いつもきびきび提案してくださって、とてもカッコいいのです。

「ただ、苦手ではないけれど好き嫌いはあって、実は縮毛矯正が一番好きです」

これはビックリ発言でした。

「ええーっ! そうだったんですか!?」

ヘアマニキュアの最中に目を丸くして叫んでしまいました。
だって縮毛矯正って、めちゃくちゃ時間がかかって面倒くさいんですよ!
薬剤をぺたぺた塗って洗って乾かして、ちまちまとアイロンをかけてと、工程が普通のパーマやストレートよりも多いのです。
なので私は、美容師さんも、こんな面倒くさいことをするのは嫌だろうな〜、時間もかかるしうんざりだろうな〜と申し訳なく思っていたのです。絶対、髪をカットしたり巻いたりしているほうが創造的で楽しいし、やりがいもあるだろうなと。

それが、縮毛矯正が一番好きとは!

「細かい作業を延々続けるのが楽しいんです。それに頭の中であれこれシミュレーションしながら合わせた薬剤がうまくハマると嬉しくて、最後に答え合わせができるところがいいんですよね」

Kさんは、うきうきと語ります。
あの頭にぺたぺた塗っていた薬剤は、チューブに入った既製品などではなく、美容師さんが髪の状態を見ながら配合していたのですね。そんな化学の実験のようなことをしていたとは知りませんでした。

私の髪が、ずっと祝福されたサラツヤ髪をキープしてこれたのは、縮毛矯正のおかげだけではなく、Kさんの配合の力もあったのですね。縮毛矯正なんて美容師さんにとっては創造性のかけらもなく退屈だろうと思っていたのは、間違いだったようです。

「Kさんがそんなに縮毛矯正が好きとは知りませんでした。縮毛矯正をやめてしまってごめんなさい」

「いえいえ、苦手分野がない美容師を目指してますから、お客様のニーズに応えられたら最高です」

またまたカッコいい発言をいただきました。
縮毛矯正のように、その日のうちに答え合わせはできないけれど。半年後、1年後に、縮毛矯正なしで綺麗に整った髪を、Kさんと一緒に答え合わせして、喜べたら良いですね。