おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

内見番外編〜洗濯機のない部屋?

こんにちは、日凪子です。
1LDK40㎡の部屋を内見しまくったものの、狭さと収納に限界を感じて2LDKを探しはじめました。
そのお話の前に、1LDKで非常〜に印象に残っているお部屋の話をしたいと思います。

場所は現居の隣の駅で、徒歩5分
1LDK40㎡
5階
東向き
築15年
3800万

こちらも立体道路沿いですが、ベランダは真逆の方向です。
大きな2つの商店街のちょうど真ん中くらいで、どちらからもそこそこ近いという便利な立地でした。
全面リフォーム済みで、なんと家具付きです。
その家具も大層立派なものでLDKにセンス良く配置されておりました。
この立地で家具付きで、この価格はかなりお買い得だったのではないかと思います。
ただ、ソファーの前の正方形のだだっ広いテーブルは確かに素敵なのですが、1人で使うには大きすぎて、なにより女性1人では絶対に運べそうにないものでした。

自分で移動できない家具は嫌かも。

それと周りを高い建物に囲まれていて日当たりは、あまり望めなさそうです。
それでもリフォーム仕立ての綺麗なお部屋をあちこち見て回るのは楽しかったのですが、ふとあることに気づきました。

洗濯機を置くパンがない?

まさか外置き?

ところがベランダにも洗濯機を置くための水道がないのです。

「すみません、洗濯機はどこに置くのでしょう?」
「え? あれ? おかしいな」

不動産屋さんのお兄さんも図面を広げて首を傾げます。
「ありませんよね」
「いや、そんなはずは」
2人であちこちぐるぐる探しまわって、浴室隣の洗面台の前で不動産屋さんが声を上げました。

「あった! これです! ここです!」

そこは洗面台のカウンターの下でした。
よくよく見ると床に排水口があります。けれどカウンターの高さがどう見ても7、80cmで、その下のスペースに置ける洗濯機なんて小型のドラム式くらいしか考えられません。

「このスペースに収まる洗濯機って、量販店で普通に買えるんでしょうか?」
「うーん……」

不動産屋さんも「ありますよ、大丈夫です」とは言えないようです。言葉を濁しておりました。

「このカウンターがなければ縦型でもドラム式でも置けると思うんですけど、どうしてわざわざこんなリフォームにしたんでしょう」
「そうですね……不思議ですね」
「ごめんなさい、私は洗濯機は縦型派なので、こちらは購入できません」
「ですよね……」

その後、この部屋は3600万まで下がり、オープンルーム開催中の看板がしばらくマンションの前に立っておりました。
あのお部屋を購入されたかたは、あの小さなスペースに収まる洗濯機を購入することができたのでしょうか。
そして何故、売り主さんはあんなリフォームをされたのでしょう。