内見番外編〜青空の広がる素敵なお部屋
マンション内見記、またまた番外編です。
40㎡1LDkでは狭すぎるし収納も足りないと悟った私ですが、実は一部屋だけ条件にぴったりの胸がときめくお部屋さんがあったのです。
現居と同じ駅ですが、隣の駅寄りで徒歩5分。
8階東向きで南にも大きな窓がある2面彩光。
壁一面のクローゼットで収納もじゅうぶん。
縦長の間取りで、ゆったり使えそうです。
築17年でお値段3800万。
さらにこちらの物件は管理費と修繕積立費が異様に安くて、合わせて1万ちょっとくらいでした。
「修繕費がこんなに安くて大丈夫なんですか?」
と、あまりの安さに心配になって不動産屋さんに聞いてしまったほどです。
「こちらは管理会社が老舗でしっかりしたところで、修繕費も黒字で回っています。新築時に多めに積み立てているので、その分がまるまる残っているようです」
「それは素晴らしいですね!」
間取り良し、収納良し、陽当たり良し、お値段もばっちり予算内で、この価格ならリフォームを入れても予算の5000万内で収まるでしょう。
なによりも窓の外に広がる風景が心地よくて、青空の向こうに山並みが広がっています。
ここに住みたい!
そう思える素敵なお部屋さんでした。
なのになぜ、このお部屋さんを選ばなかったのか。
問題は築年数でした。
今の私のおうちさんが築27年で、50歳の私があと40年生きるとしたら築67年になってしまいます。
マンションの寿命はどれくらいなのか?
建物や管理にもよるでしょうが、安心して住めるのは40年前後なのではと個人的には思います。
だからこそ次のおうちさんを探しはじめたのですから。
もし今、築17年の物件を購入したら、40年後は築57年です。
それは厳しいのでは。
もし私が90歳まで確実に住めそうな部屋を探すなら、現時点で築10年内の物件にするか、住み替え予定の7、8年後に、築15年前後の部屋を探すしかない。
そんな基本的なことに今さらながら気づいて、
「あ〜う〜、7年後にこの築年数で出会いたかったです」
と後ろ髪を引かれながらこの物件を後にしたのでした。