内見その4〜桜並木の向こうには××がありました。

こんにちは、日凪子です。

さて、予算を拡大し新たに物件探しをスタートさせたわけですが、早速良いお部屋さんを見つけました。
私の第一希望の駅！　徒歩5分
55㎠2LDK
築8年
6階角部屋
東向き
南側にも窓がある2面彩光です。
建物の道を挟んだお隣がスーパーで、買い物にも便利そうです。
ハザードマップも問題なし。
南側の窓の向こうには桜並木が広がっています。
価格は5400万。

私がこちらの駅が大好きな理由は、3線使えること、大きなターミナル駅へも2、30分くらいで歩いてゆけること、商店街があり野菜や果物が安いこと、治安が良く温かみがあること、などたくさんあります。
この桜並木沿いのお部屋さんも、どの駅からも近い大変便利な立地でした。

お部屋の中も綺麗で使いやすそうです。
収納もこれだけあればなんとかなりそうです。
私が希望する一部屋を空室にして室内干し用にしたい、にもぴったりなお日様さんさんの風通しが良さそうな小部屋もあります。

ひとつ気になるのはサッシの枠が黒だったことで、床が白でモノトーンでお洒落なのですが、私はナチュラル系や北欧系が好きなので、黒いサッシは嫌でした。
しかもサッシはリフォームでも変えられない部分です。

うーーーーん、どうしましょう。

とサッシに近づいて窓を開け放って、ハッ！　としました。
窓の向こうは桜並木。
それはまだ良いのです。
問題は並木道の向こうが小学校の校庭と校舎だったことでした。
地図で見てわかってはいたのですが、思った以上に近いです。
道の反対側には桜の木と古い民家が並んでいるだけなので、6階からだともろに校舎が見えます。
ほとんど真正面です。

ちょうどコロナ禍で休校だったため、生徒さんはいませんでした。
でも学校がはじまったら、お子さんたちの声であふれかえることでしょう。
それは人によっては微笑ましく聞こえるかもしれません。
けど、ごめんなさいっ！
再三書いておりますが、私はお子さんのあの甲高い声が本当にダメなのです。
1人のお子さんにも耐えられないのに、校庭いっぱいのお子さんの群れを想像してゾッとしました。
ダメダメダメ！　ぜっっっっったいダメ！

不動産屋さんはこちらの物件を専任で扱っているようで、売り主さんは5000万利益が出れば良いとのことなので100万くらいはお安くできますよ、と言ってくださいました。
その申し出も非常に魅力的でしたし、物件自体も本当に良かったのですけれど、
「申し訳ありません。小学校が近すぎて無理です」
とお断りしたのでした。

ちなみにこちらの物件は、お買い得にもかかわらずその後も数ヶ月に渡って売れませんでした。
きっとみなさん、小学校の真正面に躊躇したのだと思います。