おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

それでも窓は磨きます。

こんにちは、日凪子です。

明日からず〜っと曇りか雨なので、今日のうちにいっぱいお洗濯しました。
シーツと敷きパッドを洗っているあいだ、いつもマットレスをよいしょと持ち上げて立てておきます。重くて幅があるのでなかなか大変で、特に方向を変えてひっくり返すのが重労働です。次のマットレスはもっと軽くて薄いものにすべきか悩みます。
歳をとったら、こんなにひっくり返したり上下を逆にしたりできないような気がします。

今日は週に一度の窓のお手入れの日だったので、窓とサッシもしっかり磨きました。

週明けには台風もやってきそうで、今磨いてもすぐにびしゃびしゃになってしまうかもですけれど。台風が通り過ぎたら磨こうと後回しにすると、ずるずるやらなくなりそうではありませんか? たとえ翌日雨が降っても、定期的にお手入れすることが大切だと思うのです。

ようはただの自己満足なのですが、お掃除のあと、ぴかぴかになった窓を眺めて、うん! うちのおうちさんの窓は綺麗! とひたるのは、大変気持ちが良いです。
この快感を知ってしまったら、リフォーム前の、窓と網戸が汚れすぎていて見るのもさわるのも嫌だったころには、もう戻れません。

そうして北側の窓を磨いていると、隣のマンションのお風呂場の窓とサッシがすぐ目の前で、4階の人、サッシにコケが生えそうだなぁ……とか、3階の人の窓も、そろそろ磨いたほうがいいんじゃ……などと、余計なお世話なことを考えてしまうのでした。

さらに、その向こうの大きなマンションのバルコニーが、うちの北側の窓と向かい合わせの位置にあって、こちらもかなりよく見えてしまうことに、窓のお手入れを頻繁にするようになってから気づきました。
あちらの洗濯ものを一望できるし、カーテンを開けたりしたら、きっと部屋の中が丸見えです。
窓を磨きながら、ついつい洗濯物を見てしまって、あそこは年配のご夫婦の世帯かなぁ、とか、あそこは小さなお子さんがいるんだなぁ、サッカーをしているんだなぁ、あのおうちのカーテン、丈が全然合ってない……新しいカーテンを買う予算がなかったのかな、などと推測できてしまうのが、ちょっと怖かったりします。

今はサンルームにしている西の部屋は、北の他に外廊下に面した西側にも窓があります。
新築で入居したばかりのころ、郷里の父はこの西側の窓のことをとても心配していて、

「窓を割って強盗が入ってきたら大変だから、防犯用の強化ガラスに変えなさい」

とリフォーム代金を振り込んできました。
私は、窓を割ってまで侵入するようなガッツのある泥棒なんて、世田谷あたりの高級住宅地ならともかく、こんな庶民的な地区にはいないよ、とあきれて聞き流していたのでした。
オートロックだし防犯カメラもついてるのに、心配しすぎだと。
ちなみに、もともとの窓も簡単に割れそうにない、厚みのあるしっかりした窓ですよ!

そもそもマンションは窓を勝手に強化したりできないという事実を知ったのは、27年後です。

そして、27年前より社会全体も物騒になって、あのころは窓を開け放して寝ていた私も、今では窓を開けて寝ることをためらったりするのでした。