おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

私はおうちさんが嫌いでした2

日凪子です。
前回の続きになります。
マンションの内覧日、部屋中のドアと扉がオレンジまみれで、さてどうなるのか。

hinakonoouti.hatenablog.com

くどいようですが↑これです。
このお色です。
これから何十年も暮らす部屋の側面のほぼ1/3がこんな浮かれた色だなんて。
自分の迂闊さがまねいたこととはいえ、どうしたらよいのかおろおろしてしまいました。

そこへ現れたのがマンションと提携しているカーテンメーカーさんでした。
インテリアコーディネーターさんでもあるというシュッとした女性のかたで、私は混乱のあまりそのかたに半泣きで訴えたのです。
「この部屋に合うカーテンなんてあるんですか? 家具も何色にすればいいんでしょう? 一緒に選んでくださるなら全部購入します!」

過去の私に少し落ち着きなさいと声をかけたいところですが、このときはもう本当にどうしたらいいのかわからなくて。
ちなみに今のおうちさんは3面採光で窓だらけです。
東のベランダ側にやたらと大きな窓が2×2枚。北側にまたま大きな窓と、ほどほどサイズの窓が2×2枚。西側にそこそこ大きな窓が2×1枚という構成です。

コーディネーターの女性のかたは、それは親切にカーテンを選んでくださり、家具のアドバイスもあれこれとしてくださいました。
おかげでオレンジを活かした可愛らしい部屋にはなったのですが、このときのカーテン代の総額が約40万円でした。

高っっっっか!

それまでカーテンといえば既製品か、洋裁好きの母の手製だったので、初めてのオーダーカーテンのお高さに冷や汗が出ました。
当時の私は20半ばの小娘で、無職からようやく抜け出たばかりのフリーランスとアルバイトのダブルワーカーです。
引越しで物入りで、このあと家具や家電もそろえなければなりません。
それがカーテンで40万!
あのときオレンジのドアを選ばなければと、どれだけ悔やんだことか。

しかもこの高価なカーテン様は入居した数ヶ月後に排気口から入り込んだ煤で黒く汚れてしまうのです。
そして他にも! 入居してみたら不具合がぽろぽろ見つかって私のおうちさんへの愛情はダダ下がりしてゆくのでした。

続きはまた次回で。