7年間で720万円貯めるには
日凪子です。
前回の続きです。
新しいおうちさんを貸し出す期間は7年か8年。
そのあいだに720万円の利益を出したいというのが私の希望です。
こちらを購入する際、一番悩んだのが2025年から管理費と修繕積み立て費がほぼ4万になることでした。
私の90歳までのライフプランで、住居費は月4万です。
こんなに早く上限に達してしまったら、残り数10年はどうなってしまうのか。
ここはダメ! 絶対ダメ!
そう唱え続けてきましたが、やっぱりここしかないとご縁を感じて契約に踏み切りました。
このおうちさんは私を守る頼もしい庇護者にはならないでしょう。ならば私がおうちさんを支えようと腹を括ったのです。
住居費の上限を6万に設定し直して、差額の2万は私が住むまでの7年か8年の家賃で稼ごうと。
次の値上がりがだいたい10年後くらいと想定して、残り30年分、2×12ヶ月×30年で720万です。
では720万円貯めるのに、家賃をいくらにすれば良いでしょう。
まず大家さん業にかかる経費を算出してゆきます。
管理費と修繕積立費が月4万。
不動産屋さんへの管理手数料が家賃の5%で約1万。
固定資産税が年間13万。
税理士さんに確定申告をお願いするとして年10万。
火災保険が年2万くらい?
それに税金の増額分を月1万程度と仮定して……。
1ヶ月に約8万円が経費として出てゆきます。
となると……。
「19万円でどうでしょう?」
不動産屋のMさんに、そう提案しました。
「管理費1万の家賃18万、計19万で。これなら20万円よりちょっと借りやすいと思います」
19万から経費の8万を引いて、月11万。1年で132万。6年で792万になります。
ただこれは6年間同じ店子さんが借り続けてくれた場合で、実際は空室の期間があるでしょうし、床暖房や給湯器が壊れたらすぐに50万くらい出てゆきます。
また、どこかのタイミングでクロスの貼り替えをした場合も40万は吹っ飛びます。
さらに、貸出期間を7年と指定するため、残り3年2年になったときに借り手がつくのか不安です。もし空室が続くようなら値下げを考えなければならないでしょう。
そもそも引き渡しは4月21日で引越しシーズンはとっくに終わっているし、誰も借りてくれないんじゃ。それなら少しでも安いほうが望みがありそうだし……。
あれこれ思案して、私が現時点で適正と思った金額が19万円でした。
Mさんが恵比寿顔で頷きます。
「承知しました。なら19万で募集をかけてみましょう」
さて、店子さんは決まるのでしょうか。