おうちさんとわたし。

無職おひとりさま50代女性の家づくりと日常

無職な私が一番好きなお金の増やし方

こんにちは、日凪子です。

新しいおうちさんの話がひと段落ついたので、本日からセミリタイアのカテゴリに参加してみました。
おうちさん購入の資金と老後の資金をコツコツ貯めてきた私が、一番好きなお金の増やし方。
それは、定期預金です。

2023年現在は大手銀行に100万預けて1年で20円(税引き後16円)という淋しすぎるお値段ですが、私が大学生だった2000年代は10年定期で預けたお金が、ほぼ倍になって戻ってくるという美味しい時代でした。
私もバイトしたり仕送りを節約して貯めたお金を、せっせと郵便局の定期貯金にしておりました。

10年後、30代フリーランスアルバイターという収入がぐらぐらに不安定な時期に、預けたお金が倍になってどかどか戻ってきたときは、めちゃくちゃ嬉しかったです。
以降もちまちま貯めたお金が100万円を超えると定期にしていました。
けれど、あるときふと、気づいてしまったのです。

利子……安くない?

当時私が預けていたのは、郵便局やみずほ、住友、三菱などの大手銀行ばかりでした。
キャンペーンなども特に意識せず、普通預金の通帳に100万貯まったら大型定期にする、をバカのひとつ覚えのように繰り返していたのです。
その結果、満期が来て利子が振り込まれるたびに、わくわくどころかガックリと肩を落とすことが重なりました。

利子、安い。絶対、安い、安すぎ。

定期を作るのがバカらしくなった40代のはじめ。
私がハマったのは、高額利子のキャンペーンを渡り歩くことでした。
少しでも利子が高くつくキャンペーン情報を集めて、そこに動かせるお金を預けられるだけ預けて、1年後半年後におろし、また別の高額利子の銀行に積みかえるというのを2年くらい続けました。
電車での長時間移動が大嫌いで、自宅から1時間以上かかるところは全部海外だと思っている私が、開店キャンペーン目当てではるか遠くの新百合ヶ丘西船橋の銀行窓口まで出向いたのですから、お金のパワーはすごいです。

開店キャンペーンは窓口のみの扱いが多く、お金を預けてある銀行でまず貯金をおろして、それを持ってキャンペーン中の銀行へ向かうのですが、トートバッグに8桁単位で札束をどさどさつめこみ徒歩で移動するという、今では信じられないことも平気でやらかしていたのでした。

新しいおうちさんの手付金300万を、持ち歩きたくないし家に置いておきたくありません、と訴えて振り込みに変えてもらった今の私からは、考えられない無謀さです。
西船橋のキャンペーンのときは7千万くらいトートバッグで運びました。
何事もなくて本当によかったです。

高額キャンペーンはネット銀行でも取り扱いが多く、片っ端から口座を開設してゆきました。
こちらもネットバンクでスマートに振り込むなどということはせず、指定のATMコーナーに陣取って、銀行の窓口でおろした札束の帯を破いては入れ、破いては入れ、破いては入れを、延々と繰り返したのでした。
もしかしたら行員さんに、怪しい……と思われていたかもしれませんが、幸い声をかけられたことはありません。

この錬金術のデメリットは、所有する口座や通帳やカードが増殖していって管理が超〜面倒くさいことです。
キャンペーンが終了するごとに口座を閉じれば良いのですが、それもまた面倒くさく、口座を開設するのもそれなりに面倒くさくて、とにかくすべてが面倒くさい割に、1000万を半年預けて3万とか、増えかたもみみっちく(それでも2023年の今よりまだ利率が高かったのですが)、だんだん面倒くささのほうが強くなって、やめてしまいました。

代わりに私がハマったのはーー。
次回に続きます。